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DocuTech9台をフル回転させている有限会社オンデマンド印刷。以前は工作機械メーカーに在籍していた生島敏男社長が、なぜオンデマンド印刷に特化しようと思ったのか?社長のご子息である専務取締役、生島裕久さんに伺ってみた。
マニュアル管理上の悩みから オンデマンド印刷に開眼
「メーカーは製品マニュアルを作成するのですが、扱う品種が多ければマニュアルの数も当然増えます。しかし、実際に必要とされるのは少部数で、残りは山ほどの在庫になる。製品のバージョンアップの度にオフセットで印刷していたのではコストも高い。社長はメーカー時代、この無駄をなくしたいと思っていたんです」
そんな生島社長にとって、富士ゼロックスのデジタルプリンターDocuTechは着目するに十分値した。
真っ先に心を掴んだのは「在庫がハードディスクに格納できる」点。重たい書類で保管するのとは違い、デジタルで保管、必要な時にさっと取り出せる。まさにオンデマンドと呼ぶにふさわしい機能だ。そこでマニュアル作成のための子会社が、生島社長の音頭取りで1994年に設立された。この会社は現在、DocuTech3台を所有、稼動させている。
デジタルプリントのノウハウを身につけた生島社長は、1996年に有限会社オンデマンド印刷を設立。現在はDocuTech
135を6台、同6180を1台、Color DocuTech 60 2台を設備している。
顧客サービスを徹底化 オンデマンドの枠を打破する
「オンデマンド印刷業に特化する方針ですから、サービスに関しても印刷会社とはまったく異なる考え方を持っています。プリンターの台数が多いので、2,000〜3,000部ほどの印刷物の短納期にも対応しますし、1,000部以上は高くなりがちな価格も軽オフセット印刷並みに抑えられるのです。製本においては無線綴じからクロス綴じ、中綴じ、平綴りまで対応。断裁機、折機などの後加工処理機も完備しています」
データをPDFに変換してCD−ROMで提供するサービスや発送代行も行っているので、顧客はデータ入稿後の心配をする必要がまったくないのも魅力である。
また、顧客入稿データをリモートでサーバーに保管する大容量ファイルサーバー管理システムを開発。ボタン1つで、格納されたRIP済みのデータが印刷・製本されて顧客の指定場所へ発送される。このシステムによって、顧客は安心して必要な分だけの増刷注文ができるのだ。
「保管したデータは定期的にバックアップし、銀行の貸し金庫にも預けています。当社はDocuTechしかないので、オフセット印刷などはできません。しかし、反対に当社ならではのサービスが提供できるんです」
社長・専務ともに印刷業出身ではない。だから一般企業側に立った発想でのサービスを発想することができたのではないだろうか。
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